【日本史】 切り取り過去問140
切り取り過去問 日本史問題
(1)積載品中の貨幣は総重量28tにおよんでいた。鋳出された発行当時の年号に基づき,中国の通貨であった「至大通宝」が,この時の回収貨幣の中で最も鋳造開始年代が新しいと見られている。この年号は西暦1308~1311年にわたって用いられたもので,船の沈没年代を考える大切な手掛かりとなった。この年号を用いていた王朝の名前を漢字で記せ。
(2)日本中世の社会は全国統一の通貨を発行供給できる政権を欠き,商品流通の仕組みは大量の輸入銭に依存していた。800万枚もの銭が新安海底発見の船荷にあったのは,そのためである。市場の貨幣需要が輸入銭で充足できないときには,官司に属さぬ製造者によって輸入銭の類似品が供給され,他の銭貨との混用が認められた。このような貨幣の類似品は何と呼ばれたか。次の1~5の中から最適な用語1つを選べ。
1.私鋳銭 2.木戸銭 3.厭勝銭 4.紙 銭 5.抽分銭
《同志社大学》
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