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大学別傾向・対策

大学別傾向・対策

京都女子大学

英語

公募型学校推薦選抜

概観

英語①、英語②
 大問 出題分野 解答箇所数 時間目安
長文読解 10~11 30分
文法・語法 4~5 5分
整序英作文 8~10 10分

マークシート方式の試験であり、記述による解答はありません。
試験時間は2科目で90分なので、半分の45分が英語①、英語②それぞれの解答時間としての目安になります。
英語①と英語②は出題形式としてはほぼ同じですが、難易度には差があり、英語②の方が難しくなっています
長文読解問題、文法・語法問題、整序英作文問題、と比較的オーソドックスな出題形式となっており、英語の総合力が試される問題です。
英語①に関しては、後述するように大問Ⅰの長文読解問題がやや難しいこともありますが、全体としては標準的な難易度と言っていいでしょう。
英語②に関しては、長文読解に求められる文構造の把握力や語彙力、やや細かい知識まで問われる文法やイディオムの知識、一筋縄ではいかない整序英作文問題、などを勘案すれば、全体としての難易度はやや高いと言っていいでしょう。

Point
  • オーソドックスな出題形式
  • 英語の総合力が試される
  • 英語②の難易度は高い

問題傾向

Ⅰ 長文読解

ここ数年は約450語~約900語の長さの英文の出題となっており、問題によってかなり英文の長さにばらつきがあります
設問数は概ね10問前後です。
具体的な出題形式としては概ね次のようになっています。

  • 空所補充
  • 下線部の同意表現選択
  • 下線部の同意表現としてふさわしくないものを選ぶ
  • 本文内容一致

空所補充や同意表現、本文内容一致などはよくある出題形式ですが、「下線部の同意表現としてふさわしくないものを選ぶ」問題に関してはやや珍しい出題形式であり、また、しっかりと設問を読まなければ「同意表現を選ぶ」問題と勘違いしてしまうことも多いため、注意が必要です。
英語①に関しては、標準的な難易度と言っていいでしょう。
英語②に関しては、難しめの語彙や複雑な文構造などを含む場合が多く、難易度は高めと言っていいでしょう。

Ⅱ 文法・語法

典型的な4択の文法・語法問題です。
設問数は多くの場合5問です。
様々な範囲からバランス良く出題されています。
他の大問とは異なり、英語①と英語②との間での難易度差はそれほどないと言っていいと思います。
全体的な難易度としては標準的と言っていいでしょう。
(特に英語②においては)他の大問と比べれば正解しやすい問題が多いため、しっかり点数を確保したい大問です。

Ⅲ 整序英作文

与えられた日本語の文章に合うように8つの選択肢を並び替え、指定された2か所に当てはまる選択肢を解答する形式の整序英作文問題です。
設問数は多くの場合5問です。
選択肢が8つと多い(例えばセンター試験や近畿大学は6つ)ことから、やや難しいと感じることが多いと思われます。
しっかりと対策を講じないと高得点を取ることは難しいと言っていいでしょう。

対策

Ⅰ 長文読解

上述したように、約450語~約900語の長さの英文の出題となっており、問題によってかなり英文の長さにばらつきがあります。
900語となると長文読解問題としてはかなり長い部類であり、ある程度慣れがないと全く歯が立ちません。
なので、短い方に焦点を合わせるのではなく、長い方、つまり800語~900語の長文が出題される想定のもと対策を行うのがおすすめです。
その際に是非覚えておいてほしいことは、30分前後という限られた時間で800語~900語の英文を完璧に読み解き10問近い設問に答える、というのは、至難の業だということです。
完璧に読もう、完璧に解こう、と思えば思うほど時間がなくなり、焦り、他の大問や選択科目の解答にも大きく影響がでます。
なので、ある程度分からない部分や設問は飛ばすよう心がけるのがおすすめです。

Ⅱ 文法・語法

出題分野に極端な偏りが見られるわけではなく、様々な分野からバランス良く出題されるため、VintageやNext Stageなどの文法書を一通りマスターしておきたいところです。
時おり難しい問題が見られることもあるので、余裕のある人は発展問題までマスターしておくのがベストですが、そうでない人は発展問題はいったん飛ばしてしまってよいでしょう。
問題を見て瞬時にどの範囲・分野の問題であるかを見極める能力を高める必要があるので、演習は、分野ごとに分かれている問題集ではなく、ランダムに配列されている問題集で行うのがオススメです。

Ⅲ 整序英作文

上述したように、選択肢が8つと多いことが特徴として挙げられるので、極力それに近い選択肢数の問題を選んで演習を行うよう心がけましょう。
日本語の文章における主語と動詞はどこになっているかを見定め、まずは英文全体のSVを決定し、その後、熟語表現などセットにできる選択肢をセットにして選択肢を減らしていく、という流れは通常の整序問題と同様です。
加えて、各設問、問題の狙い・出題者の意図は1つか多くとも2つのことがほとんどなので、その意図を見抜く練習を普段から意識して行う必要があります。

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