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大学別傾向・対策

大学別傾向・対策

英語

2020年度

総合型推薦入試

概観

 大問 出題分野 解答箇所数 時間目安
発音・アクセント・文強勢・会話文 7 8分
文法・語彙・語法・整序英作文 13 12分
 長文読解 6 20分

マークシート方式の試験であり、記述による解答はありません。
試験時間は2科目で90分なので、半分の45分が英語の試験時間としての概ねの目安になります。
大問の長文読解に関しては、英文の長さ、トピック、設問、いずれにおいてもそれほど難しくないことが多い一方で、大問と大問に関しては、発音やアクセント、文強勢や和文なし整序英作文など、他大学ではそれほど見られない出題形式が目立つこともあり、十分な対策をしないと高得点を取ることは見た目以上に難しいと言っていいでしょう。
全体的には、文法力と読解力の両方を試すバランスの良い出題ですが、発音やアクセント、文法・語彙・語法など、やや知識重視の出題となっています。

Point
  • 解答時間の目安は45分
  • やや知識重視の出題
  • 他で見ない形式多め

問題傾向

 発音・アクセント・文強勢・会話文
A 単語の発音

下線部の発音が同じものの組み合わせを選ぶ問題。
1問のみ(ただし解答箇所は2つ)。
近年の傾向では、主に次の2つのパターンの出題が見られます。

① 8つの単語の中から下線部の発音が同じものを3つ、それを2組、選ぶ問題
② 2つの単語のペア6組の中から下線部の発音が同じペアを2組、選ぶ問題

①の方が出題頻度はやや高いですが、ここ数年はどちらのパターンも出題されています。
ただ、いずれのパターンであっても対策に大きな違いはないため、それほど意識する必要はないでしょう。
母音、子音ともに出題され、難易度は発音問題としては標準的なものです。

B 単語のアクセント

4つの単語の中から、第一アクセントの位置が他の単語と異なるものを選ぶ問題。
合計2問。
問1は2音節の単語、問2は3音節の単語であることがほとんどです。
難易度はアクセント問題としては標準的なものです

C 会話文中の強勢

一連の会話の中のある一文中で、最も強調して発音されるものを選ぶ問題。
1問のみ。
あまり他大学で多くは見られない形式です。
ただ、会話文の流れが把握できていれば分かる場合が多く、難易度はそれほど高くありません

D 会話文の空所補充

会話文の空所に、補充すべき英文を選ぶ問題。
合計2問。
一般的な出題形式である。
会話の流れ、選択肢、ともに分かりやすい場合が多く、難易度は低めと言ってよいでしょう。

 文法・語彙・語法・整序英作文
A 空所補充

文の空所に、与えられた4つの選択肢から補充すべき語句を選ぶ問題。
合計5問。
一般的な出題形式の、いわゆる文法問題。
文法・語法・イディオムなどからバランス良く出題されます。
少し細かい文法事項や難しめのイディオムが問われることもありますが、
全体的には標準的な難易度です。

B 正誤判定

英文中の下線部4か所から、間違いを含む1か所を選ぶ問題。
合計2問。
(もちろん難易度は異なりますが)早稲田や上智などの難関校でも見られる出題形式であり、苦手とする受験生が多いです。
相対的に見れば、他の問題に比べて若干難易度が高く、差がつきやすい設問と言えるでしょう。

C 整序英作文

英文中の空所を埋めるように、与えられた6つの語句のうち5つを選び、それらを並び替えて英文を完成させる問題。
合計3問(ただし問1つにつき解答箇所が2つあるため、解答箇所は合計6つ)。
整序英作文自体は一般的な出題形式ですが、次の2点には十分に注意が必要です。

① 日本語が与えられていない
② 不要な語句が1つ含まれている

まず①に関しては、他大学の整序英作文問題は「与えられた日本語を英語にする」という形式のものが圧倒的に多いので、おそらく多くの受験生はそちらの出題形式に慣れており、きちんと対策をしないと苦しむ可能性が高いです。
また②に関しては、整序英作文はその性質上、不要語句が1つあるだけで問題の難易度が大きく上昇するため、こちらも十分な対策を行う必要があります
問題の難易度自体はそれほど高くないものの、問題形式に慣れていないために苦手とする受験生が多い設問です。

 長文読解

400語から450語程度の長さの長文読解問題。
合計5問(ただし最後の内容一致に関しては解答箇所が2つあるため、解答箇所は合計6つ)。
最近は400語から450語程度の長さのことが多いですが、過去には500語、あるいは600語近い長さの長文が出題されたこともあります。
具体的な出題形式は、概ね次のようなものです。

① 下線部の内容について本文の内容と一致するものを選ぶ
② 下線部の内容の具体的内容や例として適当なものを選ぶ
③ 指示語の指示内容として適当なものを選ぶ
④ 空所補充
⑤ 本文内容と合っているものを6つの選択肢から2つ選ぶ

いずれも文法力や語彙力というよりは、主に文章の内容理解の力を試す問題です。
説明文や論説文が出題のメインであり、物語の出題はほとんど見られません。
語彙が易しく読みやすいトピックであることが多いため、内容理解に苦しむことはそれほどないかもしれませんが、各設問の全ての選択肢を丁寧に吟味することは時間的にやや厳しく、全体としての難易度は標準的と言ってよいでしょう。

対策

 発音・アクセント・文強勢・会話文
A 単語の発音

特別難しい問題がでるわけではないため、自分が普段使っている単語帳中の「発音注意」の単語の発音記号を意識して覚え、VintageやNext Stageなどの参考書でまとめられている発音注意の単語をおさえておけば十分満点が狙えます。
演習には、センター試験の過去問の第1問を活用するのがオススメです。

B 単語のアクセント

単語の発音と同じく、特別難しい問題がでるわけではないため、自分が普段使っている単語帳中の「アクセント注意」の単語のアクセントを意識して覚え、VintageやNext Stageなどの参考書でまとめられているアクセント注意の単語をおさえておけば十分満点が狙えます。
特に2音節と3音節のものを中心に覚えるよう心がけましょう。
演習には、センター試験の過去問の第1問を活用するのがオススメです。

C 会話文中の強勢

あまり他大学で多くは見られない形式であり、学習に困る部分です。
ただ、難易度があまり高くないことに加えて1問だけの出題であることを踏まえれば、特別な対策を行うというよりは実際の問題で演習を繰り返す中でコツをつかんでいくのが良いでしょう。
似たような問題を見つけるのに苦労すると思いますが、演習には、2006年以前のセンター試験の過去問の第1問を活用するのがオススメです。

D 会話文の空所補充

「時制」と「指示語」に着目する癖をつけましょう
例えば、Did you …?という質問であれば答えの時制は原則過去形、複数形のものを指すのにitやthatは使われない、などに着目することができれば、選択肢が絞れることがよくあります。
会話問題専用の問題集はあまり多く無いですが(あるにはあるがレベルが高い)、様々な大学で見られる出題形式なので、他大学の過去問で演習を行うのがオススメです。

 文法・語彙・語法・整序英作文
A 空所補充

出題分野に極端な偏りが見られるわけではなく、様々な分野からバランス良く出題されるため、VintageやNext Stageなどの文法書を一通りマスターしておきたいところです。
ただ、個々の問題の難易度自体は高くないので、発展問題などの優先度は低いです。
問題を見て瞬時にどの範囲・分野の問題であるかを見極める能力を高める必要があるので、演習は、分野ごとに分かれている問題集ではなく、ランダムに配列されている問題集で行うのがオススメです。

B 正誤判定

対策が難しい設問です。

英文法・語法良問500+4技能 誤文訂正編 (河合塾シリーズ)

が正誤判定における代表的な問題集であり、この問題集自体は量・質ともに素晴らしい内容です。
ただ、畿央大学の正誤判定問題と比べると難易度の高い問題が多く、畿央大学対策としては少し「やりすぎ」の感が否めません。
「A 空所補充」で述べたランダム配列の空所補充問題を繰り返し、1問でも多くの文法問題に触れることが重要です。
また、友達同士で、「英文の1か所を変えて間違いを見つけさせるゲーム」をするのもオススメです。
自分で誤り箇所を作ることで、「どういう箇所が狙われやすいのか」が分かってくるからです。

C 整序英作文

ここも対策が難しい設問です。
整序英作文の問題集の中には「和文なし整序英作文」のようなセクションが設けられているものもあるにはあるのですが、量が少ないことに加えて概して難易度が高いものが多いです。
また、「和文なし」と同時に「1語句不要」という条件も満たす問題となるとさらに限られてしまいます。
対策として考えられるのは、通常の和文つき整序英作文で演習を行うことに加え、意外と学校のテキストや付属の問題集には「和文なし」や「1語句不要」の整序英作文問題が掲載されていることも多いため、そういったものを活用してみるのもオススメです。

 長文読解

まず、20分前後で400~450語程度の英文を設問に答えながら読み進めるとなると、ある程度のスピードが要求されます。
英文読解のスピードを上げるには多くの英文を読むことが最も重要なので、似たような語数の長文問題を数多くこなすことが重要です。
また、指示語の問題に関しては、普段から長文を読む際あるいは長文見直しの際に、設問になっているいないに関わらず指示語内容を確認する癖をつけることで、数多く演習を積むことができます
最後の本文内容一致問題に関しては、落ち着いて本文内容を検索する時間さえあれば決して難しい問題ではないので、やはり英文を読むスピードをあげて、確実に検索する時間を確保することが重要です。

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