問題

(1) フン族はアッティラ大王のもとパンノニアで大帝国を形成し,たびたびヨーロッパ世界を脅かした。この脅威はゲルマン諸部族の記憶に長らく影を落とし,のちのヨーロッパではアッティラ大王をモデルとした人物が登場する文学作品も書かれた。では,フン族の攻撃によってブルグント族が壊滅的な敗北をこうむった事件に題材をとった中世ドイツの英雄叙事詩は何か,その題名を答えなさい。

(2) ローマ帝国のヨーロッパ方面の国境線は長らく,ライン川とドナウ川を結ぶ線を自然国境としていたが,現在のルーマニアあたりに属州ダキアを設置したことにより,その国境線はドナウ川を大きく越えることとなった。では,2回にわたるダキア戦争に勝利して,この地を属州化したローマ皇帝は誰か,その人名を答えなさい。

(3) ブルガール人は9世紀末にブルガリア王国を建て,そののち何度かの盛衰を経て13世紀前半に全盛期を迎えるが,14世紀になると隣国のセルビア王国の勢力拡張によって衰退し,分裂状態に陥った。そのような情勢のなかで,東方から侵入してきた強大な帝国勢力によってブルガリア王国は滅ぼされ,多くのブルガール人はドナウ川を越えてトランシルバニアへと移動していった。では,ブルガリア王国を征服し,ブルガール人の大規模な民族移動のきっかけをつくった帝国はどこか,その国名を答えなさい。

《東京女子大学》

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